2010/07/26

尊厳死、死ぬ権利について 2

なぜか「尊厳死」というトピックが気になり、またいろいろ調べてみました。そして、尊厳死について特に興味も意見もないスイス人の夫に、自殺幇助団体で死ぬには医療記録の審査と複数のカウンセリングが必要だと教えたら、「そんな面倒だったら、銃自殺のほうがいいな」といわれ、確かにそのほうが簡単・・・でも安楽死じゃない・・・と考えさせられました。

スイスでは合法的に銃の購入ができるうえに、スイスの男性の大多数は予備役軍人なので、国から支給された自動小銃を各家庭で保管しています。スイスの法律はとても興味深いです。

2010/07/24

スイス「氷河特急」脱線事故

スイスで一番人気の観光列車である「氷河特急」、6両編成の後ろ3両が脱線し日本人1人が死亡、42人の負傷者のうち38人は日本人観光客だったそうです。私は過去2回あのかわいらしい列車に乗ったことがあります。のんびりと山道を進んでゆく、世界一遅い特急列車「氷河特急」の事故と聞いてびっくり!

Yomiuri Online スイス「氷河特急」脱線、尼崎の64歳女性が死亡

2010/07/23

尊厳死、死ぬ権利について

最近「尊厳死」について調べています。別に死にたいわけではないのですが、スイスの非営利自殺幇助機関「エグジット (Exit)」または「ディグニタス (Dignitas)」に登録すれば、致命的な病気の末期症状にある場合に苦しまずに自死することができると最近発見したからです。ちなみにスイス刑法には「利己的な動機で自殺を幇助した者は5年以下の懲役刑」とあるので、営利目的でない自殺幇助が合法と解釈できます(注1)。

約7万人の会員がいる「エグジット」はスイス在住者のみ登録ができ、かかる費用は年会費のみで$27(約3千円)。「ディグニタス」は外国人も登録することができ、1998年の創立から2009年までに約1032人の自殺を幇助したそう。入会金と諸費用を合わせて自死には約$7,000(約70万円)が必要です。両機関は会員の医療記録を検討し、徹底的な話し合いとカウンセリングの末、致死薬の処方が可能か判断します。


自殺幇助機関の良い点 :

「ディグニタス」によると、致死薬の処方が可能と判断された会員の8割は自殺しないそう。苦しまずに死ねるとわかると自殺願望が弱まる。適切に幇助をすることで自殺未遂の後遺症を防ぐ。

自殺幇助機関の問題点 :

犯罪に使われる可能性。病人や老人などの弱者が周りの人々に圧力をかけられて自殺する可能性。死ぬ権利について倫理的な問題。


スイス政府は自殺幇助禁止も含めた規制強化を検討しているそうです。その背景には「ディグニタス」が致命的な病気ではない人の自殺も幇助していること(注2)、外国人が自殺目的でスイスに来ることはスイスのイメージダウンになるなどがあります。


尊厳死について調べていたら、生命倫理に関する興味深い話がいくつも見つかりました。

- 重度障害児の成長を止める療法(アシュリー療法、Ashley Treatment
- 尊厳死と慢性的な意識障害(植物状態)について
- 23年間、植物状態と誤診されたロックトイン症候群の男性のケース


(注1)Swiss Criminal Code: Article 115 "a person who, for selfish reasons, incites someone to commit suicide or who assists that person in doing so will, if the suicide was carried out or attempted, be sentenced to a term of imprisonment (Zuchthaus) of up to 5 years or a term of imprisonment (Gefängnis)."



(注2)健康な人へ自殺幇助は問題視されている。

2009年イギリスの指揮者Edward Downesさんと末期癌の妻Joanさんがディグニタスで自殺。夫はほとんど盲目で聴覚も失いかけていたけれど、致命的な病気ではなかった。

Mail Online 'They held hands as they lay down and waited for death': Son tells how he watched his parents die at Swiss suicide clinic

ラグビーの事故で首から下が麻痺した23歳のイギリス人Daniel Jamesさんが2008年にディグニタスで自殺。彼も致命的な病気ではなかった。

guardian.co.uk 'Death tourism' leads Swiss to consider ban on assisted suicide

2010/07/14

砂漠でディナー

マラケシュの町から車で約20分で砂漠に到着。この日は強風が吹いたと思ったらすぐやんだり、雨が降ったり、やんだりする変な天気でした。



標識など何もない砂漠の道をジープで進んでゆくと、小さなホテル・レストランを発見。





これが小さなレストラン。砂漠にポツンとつくられたテントはとてもロマンティックでした。



満天の星の下、キャンドルライトで灯された素朴なモロッコ料理はどんな高級レストランのものよりもおいしかったです。

マラケシュでの週末 2

パレ・ナマスカでは大きなプール付のヴィラに宿泊


一日目の夜はホテルの屋上でディナー・パーティー


ハンサムなフランス人のホテルオーナーは風水師でもあるそう。ホテルの氣がよいのか、とても居心地がよかったです。

マラケシュでの週末

先週末は金曜から日曜までモロッコのマラケシュに行ってきました。チューリッヒから直行便で約2時間半なので、朝早く家を出て、昼過ぎには到着。



滞在したのは、マラケシュで一番新しいホテルである『Palais Namaskar(パレ・ナマスカ)』。普通に問い合わせても泊まれない、紹介制のホテルです。



パレ・ナマスカ(ナマスカ宮殿)という名の通り、宮殿のように巨大な建物やいくつもある庭やプールは完璧に手入れされていて、インテリアは全て最高級のものが使われているスーパー・ラグジュアリーなホテルでした。



ホテルのバーにて

モントルー・ジャズフェスティバル2

今週の土曜日までモントルー・ジャズフェスティバルは開催されます。でも例年に比べると人が少ないみたい。



毎日17時頃から2箇所で無料の野外コンサートが始まり、21時からは屋内2箇所の会場で4つのコンサートが開かれます。



レマン湖沿いの遊歩道には土産屋、食べ物屋、バーなどが立ち並び、世界中から観光客が押し寄せるので連日賑わいをみせています。

2010/07/06

モントルー・ジャズフェスティバル

7月1日からヨーロッパ最大の音楽イベントであるモントルー・ジャズフェスティバルが始まりました。フェスティバルが開催される2週間は、いつも静かなモントルーが週末の吉祥寺のように混雑します。(渋谷、新宿ほどではない)



既に2日の『ロキシー・ミュージック』(Roxy Music)と5日の『ミッシー・エリオット』(Missy Elliot)に行ってきました。Roxyは盛り上がりに欠けたけれど、Missyのコンサートはダンスに迫力があって面白かった!そして8日は『マッシブ・アタック』(Massive Attack)に行く予定です。

Missy Elliotのコンサート

2010/07/04

欧州一古いベジレストラン

先日、スイス経済の中心地であるチューリッヒに遊びに行ってきました。スイスで一番大きな街だけあって、ジュネーブやローザンヌと比べると街を行き交う人々やブテックはオシャレです。ブランド店やデパートが軒を連ねる目抜き通りと旧市街を歩いた後は、ヨーロッパで一番古いべジタリアン・レストラン、『Hiltl』へ。



いつも食べるのは量り売りになっているベジビュッフェ。インド料理、イタリア料理、サラダなど品数が豊富。また、ベジのアラカルト・メニューやフレッシュジュース・メニューも充実しています。チューリッヒに来たら必ず寄る程、お気に入りのレストランです。

2010/07/02

黄ワインと藁ワイン

先週末は日帰りでフランス、ジュラ(Jura)地方のアルボワ(Arbois)に行ってきました。ジュラ地方のブドウ畑はフランス最古のブドウ畑の一つでAOCワインは6種。ジュラ地方特有のヴァン・ジョーヌ(黄色いワイン)「シャトー・シャロン」(Chateau-Chalon)、白ワインの「レトワル」(l'Etoile)、ジュラワインの中心地である「アルボワ」(Arbois)、ジュラ全域を対象とする「コート・デュ・ジュラ」(Cotes du Jura)、発泡酒の「クレマン」(Cremant)、そしてブドウ果汁とマール・ド・ジュラ (marc du Jura) から作られる甘口ワイン「マクヴァン」(Macvin)です。(フランス政府観光局公式サイトより)



ジュラ地方で老舗の蔵元であるアンリ・メール社(Henri Maire)のワイン工場を見学し、その後試飲をさせていただきました。まずは、ほんのりフルーティーだけどドライな発泡酒のクレマン。そして白、ロゼ、赤と試飲をしたのですが、どれもあまり好みではなくてがっかり。



そして今日のメインであるヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)を試飲。ワインというよりも、辛口シェリーのようで、残念ながら、これも私の好みではありませんでした。(スイスワインの方がおいしい)

期待をかけて、甘口のヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)を試飲。これは、ブドウを藁や枝網の上で約3ヶ月乾燥させ、水分が蒸発し糖度が増したブドウを使い、3、4年かけて樽熟成を行う特別なワイン。18リットルの藁ワインを造るのに100kgのブドウが必要なので生産量が少ないんだとか。甘口ワインはあまり好きではないのですが、梅酒のような、さわやかな甘みの藁ワインはとてもおいしかったです。そして、最後にマクヴァンを試飲。藁ワインより甘みが強く、少しクセがあるのですが、これも気に入りました。

試飲の後は地元のレストランでヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)を使った鳥の煮込み料理を堪能。鶏肉なので赤ワインかなと思ったら、辛口シェリーのようなアルボワの白ワインを合わせました。



アルボワはのんびりとした田舎町で、人々はとてもフレンドリーでした。